年収300万円のマネー戦術~投資信託編~

目次

1投資信託への投資の準備

2投資信託とはを解説

3投資信託の買い方

4.投資信託を買うのにおすすめの証券口座とは

5.まとめ

 

1.投資信託への投資の準備

1-1.年収300万円でも投資信託に投資できるのか

まず、投資とはあくまで余ったお金でやるものであると肝に銘じてください。

年収が300万円ほどであれば、毎月貯金ができている方も少なくないと思います。

毎月の貯金の一部を投資信託に投資することが可能ですが、毎月の貯金額はそのままにして、節約して浮かせたお金で投資信託を始めてみてはいかかでしょうか。貯金の一部で投資信託を始める方は2-2を読み飛ばしてもOKです。

1-2.お金を余らせるためにできること

A.まずは家計簿をつけてみましょう。

自分のお金の流れを把握し、①外食を減らす、②コンビニでの買い物を減らす、③酒・たばこの量を減らすといったことを自分が無理なくできる範囲で心がけてみてください。「外食も酒もたばこもコンビニも一切やめる!」とまで無理をしてはいけません。無理なく、長く続けられる方が大切です。

B.可処分所得を増やしましょう。

可処分所得とは、収入から毎月決まって出で行くお金を差し引いた、自由に使えるお金のことです。つまり、毎月出ていくお金が減らせれば可処分所得を増やすことができます。

・保険を見直す

自動車保険、生命保険、医療保険、子どもの学資保険など、保険による毎月の出費は見直すことができる可能性が高いです。

詳しくは別の記事で解説していきます。

・家を見直す

賃貸住宅にお住いの方であればより家賃の安い物件に引っ越すことができます。特に、今の物件に長期間住んでいる人ほど同等の物件により安く住めるようになる可能性があります。なぜなら、築10年の賃貸アパートに10年住んでいたとしたら、今は築20年の物件に住んでいることになります。周辺で築20年の物件を探してみてください。より安く住める物件が見つかる可能性があります。

持ち家の方であれば、住宅ローンの借り換えという手段があります。より金利の低いものに借り換えることで、借り換え手数料を払ってでももとがとれるというものです。

・光熱費を見直す

電力自由化でより安く電気が使えるようになりました。これを機に電気料金を見直すことをおすすめします。

スマホを見直す

格安スマホに乗り換えることで、月々の支払いを抑えることができます。

 

 

2.投資信託とはを解説

 

2-1.そもそも投資信託とは

投資信託とは、「複数の投資家から集めたお金をひとつにまとめ、運用の専門家が株式や債券などで運用する商品で、その運用成果がそれぞれの投資額に合せて投資家に分配される仕組み」の金融商品です。

投資信託の運用成果は市場環境によって変動します。投資信託の購入後に運用がうまくいって利益が出ることもあれば、反対に市場環境が悪化して損失が出ることもあります。

 

もっとも重要なのは、銀行の預金などとは違い、元本が保証されている金融商品ではないということです。

 

2-2.投資信託には種類がある

A公社債投資信託株式投資信託の違い

・公社債投資信託

株式を一切組み込まない、つまり債権で運用する商品です。特徴としては儲かりにくく、損をしにくいといったところでしょうか。儲かりにくいと言っても銀行預金の利子よりは高いのがメリットです。

株式投資信託

債権と株式を組み込む投資信託です。特徴としては儲かりやすく、損をしやすい、つまり値動きが激しいというのが特徴です。この値動きのことをリスクといいます。

・アクティブ型運用

市場平均を上回る運用を目指す商品です。例えば、日経平均を上回る運用成績を目指すために、運用の専門家が銘柄の分析を行います。手間がかかる分手数料が1~3% と割高になってしまうのが特徴です。手数料が高くなってしまうものの、市場価格が大幅に下がった時にも専門家が下がり幅を抑えてくれる可能性があるというメリットがあります。

・インデックス型運用

市場平均に連動した運用を行う商品です。例えば日経平均株価、ダウ平均株価の値動きに連動します。手間がかからない分、手数料が0.1%~1%に収まるという特徴があります。

※細かく分類すると他にもありますが、この4つの言葉を覚えておけば大丈夫です。

 

3.投資信託の買い方

3-2.年収300万円代の人は何を買うべきなのか

2-2で投資信託の種類を紹介しました。では、そのなかで何をどれくらい買えばいいのでしょうか。

あくまで一例にすぎませんが、投資信託に使えるお金(あくまで余ったお金、貯蓄に回せるお金です。何度も言いますが、生活費を投資に回してはいけません。)が1万円だとして説明していきます。

まず、1万円の使い方を決めます。

100-自分の年齢%分で株式投資信託を買います。30歳の方でしたら、100-30=70%(7000円分)です。

残った30%(30歳の人なら3000円)分で債権投資信託を買います。

この、100-年齢%を維持していくことが大切です。

つまり、投資信託の値動きや自分の年齢が上がるたびに割合を調整するために売却をしたり、買う量を調整していくのです。

※ちなみに、リスクを取りたくない人(利益の幅も小さくなる代わりに、損失の幅も小さくなる)は債権投資信託の割合を多めにするといいです。

株式投資信託は、国内のインデックス型、海外のインデックス型を組み合わせて買うことをおすすめします。7000円分買うのであれば5000円は国内のもの、残りの2000円で海外のもの(1000円で新興国、もう1000円で先進国のものがおすすめ)を買うといいと思われます。

国内のものの割合が高いのは、為替の変動のリスクを抑え、換金しやすくするという理由があります。リスクを抑えたい場合は、海外のものはさらに低い割合でもいいかもしれません。

 

2-3.年収300万円の投資信託の買い方

一度に大きな金額を投資できない場合、時間を味方につける(長期間投資を続ける)ということが最も重要になってきます。

毎月1万円分の投資信託を10年、20年・・・と積立式に買い続けるのです。仮に10年後、景気が悪くなり積み立てていた投資信託が値下がりしてしまうかもしれません。しかし、投資信託が値下がりしているということは、同じ1万円でもより多くの投資信託を買うチャンスになるのです。

そのさらに10年後に景気が良くなって、投資信託が値上がりしたら、景気の悪い時にたくさん買った投資信託の価値が上がって利益が出る・・・と言った仕組みです。

これをドルコスト平均法といいます。

ドルコスト平均法のメリットは、今は投資信託の値段が高いから買い時だ!とか、今は低いからやめておこう・・・という予想を一切する必要がないことです。

 

4.投資信託を買うのにおすすめの証券口座とは

ここではおすすめのネット証券を3社紹介します。

4-1.SBI証券

投資信託の本数2600本超え

・投資をお任せできるロボアドバイザーあり

・最低投資金額100円

・NISA/つみたてNISA,iDeco利用可能

4-2.楽天証券

・口座開設と取引で最大122000ポイントプレゼントキャンペーン

楽天スーパーポイント投資信託に投資が可能

・資産運用を「楽ラップ」というロボアドバイザーにお任せ

楽天銀行との提携で預金金利も優遇

・最低投資金額100円

・NISA/つみたてNISA,iDeco利用可能

4-3.マネックス証券

・つみたて投資信託なら、手数料のかかる投資信託でも購入手数料が0円

・ロボアドバイザーあり

・最低投資金額100円

・NISA/つみたてNISA,iDeco利用可能

※とにかく投資信託の選択肢が多い方がいいという方は、SBI証券がおすすめです。

※ポイントで投資信託を買いたい方は楽天証券がおすすめです。例えば、普段の買い物を全て楽天カードで決済することで、効率的にポイントを貯めることができます。仮に値下がりしてもポイントだけですからね。

 

5.まとめ

以上になりますが、年収300万円のマネー戦術~投資信託編~で大事なことをまとめておきます。

・生活費には絶対に手をださないこと。借金なんてもってのほかです。

投資信託編が値下がりしたときはたくさん買うチャンスだと考え、やめてしまわないこと。

・つみたて式の投資を行うこと

 

※あくまで投資は自己責任となります。この記事による方法で損失が出たとしても一切の責任を負いかねます。また、当ブログは管理人個人の見解です。